もうすぐ松の内もあけ、お正月ムードも一区切り。
そろそろ七草粥の準備も…と出かけたお店までの道のり。ふと赤い実を付けた木に目が留まりました。
近くでよく見てみると、ツンと形の整った葉っぱに見覚えが。お赤飯によく添えられているこの葉っぱ。そして少し枝垂れるように付いた赤い実は、南天の特徴です。

お正月飾りにも使われるこの南天。「ナンテン」という語感が「難(ナン)を転(テン)じる」に通じることから、縁起物の木として用いられるようになったそう。さらに昔から「赤い色には厄除けの力がある」と信じられていたことから、冬に赤い実をつけるという南天の性質が、いよいよ縁起のよい植物として愛される理由となったそうです。
冬になると、この南天の葉が紅葉している様子を神社やお寺で目にすることがありますが、日の当たり具合か、少し離れたところにその赤くなった葉っぱも見つけることができました。

近所にこんなに南天の木があるとは気がつかなかった。とさらに歩いていると、赤い実を付けた木が他にもたくさんあることを発見。

南天よりも数多く見かけたのは、クロガネモチの木。南天よりも葉っぱが大きく、背丈も高いこのクロガネモチの木は、その樹皮がトリモチの材料になることでも有名。「クロガネモチ」が「金持ち」に通じるから縁起がいいともされているようです。

そしてもう一つ見つけたのは、セイヨウヒイラギ。こちらはクリスマスの飾りとしてもよく目にします。セイヨウヒイラギは別名「キリストの刺」「聖なる木」とも呼ばれるそうで、魔力があると信じられているんだとか。
冬に赤い実をつける木が多いのは、種を運んでくれる鳥から見つけてもらいやすくするためという説もあるそう。
たしかに、色の少ない冬景色に、鮮やかな赤い実はとても目を引き、寒さに縮こまるこの時期に、こちらの気分にも明るさとあたたかさをもたらしてくれるようでもあります。
赤い実の縁起の良さにあやかって、今年もいい一年になりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

