早いもので4月ももう下旬。
最近は、少し坂道を歩くと汗が止まらなくなる日もあるほど気温が高くなってきています。
先日、涼しげなせせらぎの音に誘われ、水路をたどって散歩をしていると、意外な所に意外な花を見つけました。

ウェディングブーケとしてもよく知られるカラー。
その長い茎を活かしてアームブーケに仕上げられたり、背の高い花瓶にたくさんのカラーを挿してインテリアとして飾ったりなど、カラーは、エレガントでどこか取り澄ました雰囲気を演出する場面でよく目にすることが多い気がします。そんなカラーが、葉をたくさん茂らせて、自然の一部のように地面から生えている姿は、なんだかとても新鮮に目に写りました。

調べてみると、カラーはオランダカイウ,カイウとも呼ばれ、サトイモ科の植物なんだそう。南アフリカ原産の球根類で,エチオピアの国花としても知られています。おもに切花として観賞されることが多いけれど、庭の水辺の栽植にも適しているんだそう。春〜初夏にかけて花期を迎えます。

カラーは、その清楚な雰囲気や、マーメイドのウェディングドレスにも似たシルエットが、ウェディングブーケにぴったり。西洋的な雰囲気もあり、特別な日の演出にとても合う、気品漂う花と思っていたけれど、
それがサトイモ科と聞くと、とたんに親しみが湧いてしまうのはなぜでしょうか。よくよく見ると確かに、葉っぱはサトイモに似ているような気がします。今までカラーの葉っぱに注目することがなかったけれど、よく見てみると大きく張った形や、濃いグリーンがとても美しく、ブーケや切り花では葉がさっぱさりと落とされているのが少しもったいないと思えてしまうほど。

ちなみに、アンスリウム、ポトス、モンステラなど、観葉植物としてよく知られるこれらの植物もサトイモ科なんだそう。サトイモ科の葉がインテリアになっていたというのは初めて知りました。

畑で見かけるサトイモの葉っぱというと連想されるのが、大きな葉のついた長い茎を持った小さな子どもが、その葉っぱを傘替わりにして雨降りの中を歩くというかわいらしいシーン。トトロが頭に乗せていたのもサトイモ科の葉っぱではなかったかな。
もうすぐ始まるゴールデンウィーク、今年は梅雨をかなり先取りしたような、“走り走り梅雨”になるかもしれないという予報が出ているよう。
本格的な雨のシーズンが始まる前に、貴重な晴れ間を大事に、お日さまを満喫しておきたいと思います。
参考文献:百科事典マイペディア
カラー(植物)
